日语学习6.26童话故事 »1.河童~人を水中に引きこむカッパ
[i=s] 本帖最后由 幽幽草 于 2014-6-26 09:38 编辑 [/i][color=#323e32][font=Verdana, Arial]来源:[/font][b][url=http://jp.tingroom.com/]日语学习网[/url][/b][/color][color=#323e32][font=Verdana, Arial]
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[color=#323e32][font=Verdana, Arial]むかしむかし、滝のあるふち(→川の深いところ)に一匹のカッパが住んでいました。 [/font][/color]
[font=Verdana, Arial] このカッパは、頭の上の皿をどんなものにでも変えられるという、ふしぎな力を持っています。 [/font]
[font=Verdana, Arial] ふちのそばで美しい花を咲かせたり、大きな魚にして、それを人がとろうとしたとたん、腕をつかんで水中深く引っぱりこんでしまうのです。 [/font]
[font=Verdana, Arial] このカッパのために、これまで何人の人が、命を落としたかしれません。 [/font]
[font=Verdana, Arial] このふちの近くの村に、上野介(こうずのすけ)というさむらいが住んでいました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 村でも評判の力持ちで、米俵(こめだわら)を片手で軽く持ち上げ、ぬかるみに落ちた荷物いっぱいの車でも、らくらくと引っぱりあげることができました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] ある日のことです。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 町からの帰り道に、上野介がこのふちのそばに来ると、目の前にきれいな女のかんざしが浮いています。 [/font]
[font=Verdana, Arial] よく見ると、お城のお姫さまがさすような立派なかんざしで、村の娘の手に入るような品物ではありません。 [/font]
[font=Verdana, Arial]「これは、いいものを見つけたぞ」 [/font]
[font=Verdana, Arial] 上野介は思わず手をのばして、このかんざしをとろうとしました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] そのとたん、水の中から青白い腕がのびてきて、上野介の手首をつかみます。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 上野介はビックリして手首をひっこめようとしましたが、その力の強いこと。 [/font]
[font=Verdana, Arial] いまにも水の中へ、たおれそうになりました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] しかし、さすがは力持ちで知られた上野介です。 [/font]
[font=Verdana, Arial] ぎゃくに、もう一方の手で青白い腕をつかむと、上へ引っぱりあげようとしました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] どっちの力も強くて、引っぱったり、引っぱられたり、なかなか勝負がつきません。 [/font]
[font=Verdana, Arial] それでも、上野介が思いきり力を入れてふんばると、一匹のカッパが姿を現しました。 [/font]
[font=Verdana, Arial](カッパのしわざであったか) [/font]
[font=Verdana, Arial] 上野介は、そのままカッパを上に引きあげると、うしろへほうり投げました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] バコンという音がして、カッパはうしろの岩にたたきつけられます。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 上野介はホッとして、カッパのそばへかけよりました。 [/font]
[font=Verdana, Arial]「あぶないところだった。考えてみれば、かんざしが水に浮くわけはない」 [/font]
[font=Verdana, Arial] いいながらカッパを見ると、気を失っているだけで、どこにもけがをしていません。 [/font]
[font=Verdana, Arial](さすがは、ふちの主だけのことはある) [/font]
[font=Verdana, Arial] 上野介は、近くの木のつるをとってカッパをしばりあげると、肩にかついで家につれかえりました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 屋敷の者たちは、カッパを見てビックリ。 [/font]
[font=Verdana, Arial]「なるほど、これがカッパというものか」 [/font]
[font=Verdana, Arial]「それにしても、恐ろしい顔をしているものだ。こんなカッパを生けどりにするなんて、やっぱりだんなさまはたいしたものよ」 [/font]
[font=Verdana, Arial] みんなが感心していると、ふいにカッパが目をあけました。 [/font]
[font=Verdana, Arial]「お、気がついたぞ。逃げられたらたいへんだ」 [/font]
[font=Verdana, Arial] 屋敷の者たちは、縄(なわ)でカッパをグルグルまきにして、庭の木にしばりつけました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] こうなっては、さすがのカッパも、どうすることもできません。 [/font]
[font=Verdana, Arial] カッパはなさけない顔でうなだれたまま、ジッと地面をにらんでいました。 [/font]
[font=Verdana, Arial] それを見て、上野介がいいました。 [/font]
[font=Verdana, Arial]「いいか、どんなことがあっても、水をやるでないぞ」 [/font]
[font=Verdana, Arial] ところが夜になると、カッパは、クエン、クエンとほえるように泣きだし、うるさくてかないません。 [/font]
[font=Verdana, Arial] 台所で仕事をしていた女中(じょちゅう)の一人が、水びしゃくを持ったまま庭へとびだし、 [/font]
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