白髪を抜いてはいけないワケ
■白髪を抜くと「増える」は都市伝説です!「白髪を抜くと増える」ってよくウワサで聞きますよね。実はこれ、科学的に全く根拠のない迷信の“都市伝説”なんです。
白髪は、髪の根元でメラニン色素をつくる『メラノサイト』の機能が低下して、黒色の素となるメラニン色素が減少・消失することが原因なので、白髪を抜いても増えることはありません。
だったら抜いてもいいのでは?と思うかもしれませんが、抜いてはいけない理由が他にあるんです!
■白髪を絶対に「抜いてはいけない」3つの理由
(1)薄毛の原因に
髪を抜くと毛根の部分に白い塊がついてくることがありますよね。これは“未角化の毛”といいます。生まれたての毛でいわば“赤ちゃん髪の毛”です。
これを何度も抜いてしまうとその奥にある髪の毛の製造工場である“毛母細胞”がダメージを受けます。
髪の毛は1つの毛穴から2~3本生えているので、1本を抜くことにより同じ毛穴の他の髪を痛めることに繋がります。つまり、たった1本であっても、影響は他にも確実に及ぶのです。
そして、髪を無理に抜くことは他の毛穴にも重大なダメージを与えることは否定できなく、周辺の髪の毛が抜けやすくなってしまうことも。
(2)顔の皮膚がたるむ
白髪を抜くことにより、なんと顔の肌にも影響が出てきます。
頭と顔の皮膚は一枚でつながっていますので、頭皮がたるむと、顔の皮膚もたるんでしまうのです。
つまり、無理に髪の毛をぬいたりして頭皮にダメージを与えてしまうと、そのダメージが顔に及んでしまう恐れさえあるのです。
(3)皮膚の病気にかかる
薄毛、たるみの他に、皮膚トラブルに繋がる場合もあります。
白髪を抜くと頭皮や毛細血管を傷つけてしまうので、頭皮が炎症をおこしたり、ぽっかり空いた毛穴に雑菌が入って感染系のトラブルにつながることも。頭皮で感染してしまうとその影響が顔に及ぶことも稀ではありません。
このように“1本くらいなら抜いても平気”と思っていると重大なトラブルを引き起こす原因となることもあるんです。白髪は見つけたら抜かずに、“切る”か、“染める”かの方法で目立たせなくしましょう。
最近では、マスカラタイプの白髪隠しがあるのでうまく活用してみてはいかがでしょうか。
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