太平洋戦争中におよそ10万人が亡くなったとされる昭和20年の東京大空襲から、今日(10日)で66年になり、東京?墨田区で慰霊祭が行われました。 昭和20年3月10日未明の東京大空襲では、アメリカ軍が投下した焼い弾で東京の下町一帯が焼き尽くされ、およそ10万人が亡くなったとされています。空襲から66年となる今日は、東京?墨田区の東京都慰霊堂で、遺族などおよそ1000人が参列して慰霊祭が行われました。東京都の石原知事が「平和な世界を次世代に引き継いでいくために、都民が安心して暮らせる東京をつくります」と追悼の辞を述べました。
続いて、空襲で家族を亡くした人など、参列者が次々と焼香して手を合わせました。東京大空襲で父親と7歳の弟を亡くしたという85歳の女性は「怖かったです。戦争は絶対にないよう願っています」と話していました。また、祖父を亡くしたという40代の女性は「平和を大切にし、同じことを繰り返さないようにすることが、これからの人の務めだと思います」と話していました。東京都は、東京大空襲をはじめ、都内の空襲で亡くなった犠牲者の名簿を作って追悼していて、ことしも遺族などから依頼があった345人を新たに追加するということです
NHK新闻 第12期:东京大空袭66周年听力MP3 |